暖かくなると活発に動くノミダニ

暖かい季節はノミダニ寄生の心配が増すでしょう。ノミダニはたとえシャンプーやブラッシングをこまめに行っている場合でも寄生することがあります。毎日散歩に出かける以上、予防は欠かせません。

ノミダニの対策は確実に効果がある方法を選び、愛犬だけでなく家族の安全も守ってゆきましょう。

ノミダニ対策は忌避だけでは不十分

ノミダニ対策には

・シャンプー

・市販の予防薬

・手作りハーブスプレー

など様々な方法があります。愛犬の安全面を考えアロマを利用した手作りスプレーを活用される方もいるでしょう。ただこれらの方法はあくまでも一過性の「忌避対策」にすぎません。ノミダニの嫌がる香りを発散させることで、遠ざけようと考える方法です。

でもハーブは安全な代わりにさほど強い忌避効果はなく、その持続時間も曖昧です。

必ずしも確実な効果は期待できません。

この点は人間用の虫よけスプレーでも同じでしょう。一定の効果はあるものの、時には虫に刺されることもあるからです。持続時間も曖昧でいつ効果が切れてしまうのかもわかりません。

その上、市販薬や手作りのハーブスプレーは、もしノミダニが寄生してしまった場合の殺虫効果がありません。ノミダニが寄生してしまったことに気が付かずに家族が過ごすことで、家族にも影響が起こりかねません。

市販品は動物病院処方薬に比べ安価で手軽に購入できますが、その費用に見合った効果であることをしっかりと理解しておく必要があります。

動物病院処方薬なら「殺虫」「駆除」も可能

動物病院でノミダニ予防薬を購入する場合、小型犬用は一月分で1000円前後です。

予防が必要な期間は数か月だけですから、ここは必要な費用だと理解し、ぜひ動物病院の処方薬を利用しましょう。

動物病院の処方薬なら、もし愛犬にノミダニが寄生してしまった場合でも、その後の繁殖を防ぐための殺虫効果があります。つまり寄生による影響を最小限に抑えることが可能です。

ノミダニは愛犬を通じて家族や室内のカーペット、寝具、タオルなどにも被害が拡大します。いつでもどこでも寄生するリスクがあることを意識し、確実な方法で予防策を講じておきましょう。