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老犬介護の方法 ~給餌と歩行補助~

2020年3月30日

愛犬の老後の介護について考えていますか?

老犬介護は実際に行うと想像以上に大変なもので、事前に老犬介護方法の基礎的なことを知っておくと実際の介護に役立ちます。

今回は、給餌方法と歩行補助方法をご紹介いたしますので是非ご活用ください。

自ら食事が摂れない犬の給餌方法

老衰によって寝たきりになってしまうと、体力が急激に低下して自力で食事が摂れなくなることもあります。

そんな時は、ふやかしてペースト状にしたドライフードや流動食を使用して、人の手で生命維持のために栄養補給をさせてあげなければいけません。

実際に食事を与える際は、動物病院や市販で販売されているシリンジを使って口の中にふやかしたドライフードや流動食を入れてあげます。

 

ボーダーコリー

老犬の給餌で気をつけること

寝たままの状態で食事を口に入れると、気管に入ってしまったり食事が逆流する可能性があり大変危険です。

食べ物を口に入れる際は、犬の体を起こして頭を上げた状態で与えましょう。

小型犬の場合は抱っこできますが、中型犬や大型犬の場合は飼い主さんの膝にクッションを斜めに置いて、犬の体をクッションの上に置いてあげると頭が上がった態勢をキープできます。

しっかりと飲み込んだことを確認してから、ゆっくりと次の食事を口に入れましょう。

 

肢が弱った老犬の歩行補助方法

肢が弱った老犬の場合は、介護用ハーネスを利用すると歩行補助が簡単に行えます。

歩行補助ハーネスには、持ち手がついているものが一般的で、人が持ち手を持って体全体、また後肢を支えてあげることで犬の歩行をサポートします。

犬の肢に関しては、老犬の場合は80%程度もの割合で後ろ肢から弱ってくるといわれているので、その場合は使える前肢は筋力低下を防ぐため極力使わせて、歩行時は衰弱した後肢のみサポートします。

移動する際や段差など危険物があるときは、体全体を持ち上げてあげる必要があるので、後肢のサポートハーネスと全身を持ち上げるためのハーネスの二種類を準備しておくと良いでしょう。

老犬の歩行補助で気をつけたいこと

肢が弱ると運動量が急激に低下してしまうので、マッサージなどで血行を良くし代謝を促してあげることで老化促進を緩やかにしてあげましょう。

また、運動量が減っている老犬は筋肉が固くなっていることがあるので、急に歩かせるのは危険です。

運動前はマッサージをしてあげたり、室外に行く前に室内でゆっくりと歩かせて準備運動を行いましょう。

 

柴犬

老犬の介護方法についてご紹介いたしましたが、犬も人間同様に老衰によって自分でできなくなることが増えます。

老衰は犬のQOL低下を引き起こしやすいので、少しでも老犬が快適に過ごせるよう自分が介護される身になって考えながら介護してあげましょう。

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