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2019年4月21日
ドッグフードのパッケージに「総合栄養食」と書かれていたり、AAFCO総合栄養食の基準値を満たしています」をかかれていることがあります。でもこの表示にはどんな意味があるの?書かれていない場合は危険?と気になることでしょう。今回は愛犬のご飯についてご説明させていただきます。
ドッグフードのパッケージに書かれている総合栄養食という記載は、アメリカの民間団体であるAAFCOがドッグフードの品質向上のために定めた数値を基準にしています。この基準値を全て満たすドッグフードは犬が必要とする栄養素を満たしている、栄養バランスが整っているという判断の目安になります。
この値は今から数十年前に制定され、当時はドッグフードが発売されたばかりで、あまりにも品質に差があったこと、犬の栄養学に無頓着なメーカーが多かったことから、基準が必要とされ、制定されました。今ではこの基準値を世界各国のメーカーが採用し、ドッグフードの品質をアピールするために活用されています。
グレインフリー、オーガニック、生食・・・とドッグフードはここ数年でますます多様化が進んでいます。そのため独自の栄養学を採用するメーカーやAAFCOの定める基準値をはるかに上回る数値でドッグフードを製造するメーカーも増えています。
AAFCOの定める数値を異なる解釈の仕方で悪用するメーカーもあります。
つまり総合栄養食という記載がないからといって必ずしも低品質で危険な製品ではないということも知っておきましょう。もちろん記載があるからといって無条件で高評価出来るばかりでもありません。
ドッグフードの銘柄が増え、新商品が続々と誕生する中で、愛犬の健康を考えベストな製品を選ぶことはなかなか難しいものです。パッケージの印象と原材料の実情とが大きく異なることもあります。
愛犬の健康に大きな影響を与えるドッグフードを選ぶときは、必ず原材料表示を確認し、良質な動物性タンパク質が豊富に使用されている製品を選びましょう。
もちろん添加物や合成保存料の使用が一切ない事は大原則です。
プロフィール
ペットライフ吉造 代表 上野 亮二
ペットライフ吉造では、ペットトレーニング、ペットホテルサービスを行っています。飼い主さまが困った時にすぐに手を伸ばせられる存在でありたいと思っています。
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