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2016年6月25日
最近は、犬にも食物アレルギーがある事が広く知られるようになってきました。
しかし愛犬の皮膚トラブルが、アレルギーであるか判断するのは難しいものです。
そこで、食べ物が原因なのかを見分ける方法をまとめました。
もし心当たりがあったら、動物病院で血液検査をしてもらいましょう。
・皮膚炎の範囲を見る
1つめの見分けるポイントは、赤みやかゆみが全身にあることです。
耳や目の周り、お腹、お尻などの、全身の皮膚の薄いところから炎症が出始める傾向があります。
細菌が原因で皮膚トラブルが起きている場合、初期症状は部分的である場合がほとんどです。
ただし、細菌が全身に広がっていると、飼い主さんだけで見分けるのは困難になります。
・お腹の調子も確認
そこで、2つめのポイントは、食後に胃腸のトラブルがないかを見ることです。
食物アレルギーは皮膚の症状だけでなく、お腹の張りやおなら、ゴロゴロと音がする、お腹がゆるくなることがあります。
強いアレルギー反応だと下痢や嘔吐、口の中をかゆがる時もあります。
お腹の弱い体質だと思っていたら、ずっと食べていたドッグフードへのアレルギー反応だったという場合も多いです。
皮膚炎を獣医さんに見てもらう時に、お腹の不調がないかどうかを伝えることで、原因の特定がしやすくなります。
・アトピー体質の犬は要注意
ホコリ、ノミやダニの死骸、ハウスダストが原因のアトピー性皮膚炎は、食物アレルギーによく似た体のかゆみが出ます。
このような、接触性のアレルギーを起こしやすい犬は、食物にもアレルギーを持っていることが多いです。
アトピーは外側からのケアが第一ですが、皮膚炎が長引く時はドッグフードを変えてみると良いかもしれません。
急に症状が出るのが食物アレルギーの怖いところですが、原因の食材を取り除くだけで治る病気でもあります。
また、愛犬のアレルギーについて把握しておくと、ペットシッターやホテルに預ける時も安心です。
早く気付いて対処してあげることが大切なので、スキンシップと一緒に体調チェックをする習慣をつけましょう。
プロフィール
ペットライフ吉造 代表 上野 亮二
ペットライフ吉造では、ペットトレーニング、ペットホテルサービスを行っています。飼い主さまが困った時にすぐに手を伸ばせられる存在でありたいと思っています。
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