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どうして保護犬は室内飼育を条件とする場合が多いの

2016年8月23日

犬の里親募集をインターネットで検索すると、最近は相当数の情報が表示されます。

動物愛護団体、トレーナーによる個人保護活動、各自治体の動物愛護施設や保健所など。

情報をしっかりと確認すると、大抵の募集要項に「室内飼育」が飼育条件としてあげられています。

中には、大型犬でもあっても、完全室内飼育と書かれている事も少なくありません。

なぜ、室内飼育という事が条件化されつつあるかというと、捨てられてしまった犬達に二度と同じ想いをさせたくないという事からです。

まず、第一に健康面です。犬を庭につなぎ、飼育していることが当たり前だった時代には、夏の最高気温は今よりも、10°近くも低かった頃です。日陰と飲み水があれば、犬は夏を乗り切る事が出来、室内で窮屈な生活をするよりも快適だとさえ思われていました。

しかし、ここ最近の異常気象で、犬でさえも熱中症になるのですから、屋外飼育は当然おすすめできる環境とはいえません。

また、フィラリアなどの感染のリスクも屋外飼育の場合、当然ながら高まるのです。


保健所へ持ち込まれる犬の中には、しつけがうまくゆかず、無駄吠えが多い、近所迷惑になるという理由の場合も少なくありません。特にマンションなどの集合住宅の場合、近隣との騒音トラブルは放置出来る問題ではありませんから、飼い主としても対処せざるえないのでしょう。

屋外飼育をした場合、犬自身が番犬のような存在になってしまい、無駄吠えなどの騒音トラブルを起こしかねませんから、この点も課題になります。

犬はとても感情豊かな動物で、人間の感情に共感性の高い動物だと言われています。人間と共に暮らし、感情を共感する事で、お互いが幸せな関係をきづく事が出来るのです。

一旦は、捨てられてしまった命であっても、里親に出会い、新たな生活をスタートできるチャンスを得たのであれば、ぜひ人間と共に同じ空間で生活をし、家族の一員として晩年を迎えて欲しいものだと、保護活動に携わる者は願っているのです。

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