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短頭種が気をつけたい病気

2019年11月2日

犬は犬種によって遺伝的に、または体や顔の構造上かかりやすい病気が異なります。

短頭種の場合

ブルドッグ、パグ、ボストン・テリア、シー・ズー

犬は犬種によって遺伝的に、または体や顔の構造上かかりやすい病気が異なります。

特にブルドッグ、パグ、ボストン・テリアやシー・ズーをはじめとした短頭種の場合は、頭蓋骨の長さと比較すると鼻の長さが短いといった特徴的な顔の構造によってかかりやすい病気があります。

今回は、短頭種が気をつけたい病気について症状や原因を踏まえてご紹介致します。

 

最悪の場合命にかかわる「短頭種症候群」

呼吸器系の病気

短頭種症候群とは、短頭種がその顔の構造によりかかりやすい呼吸器系の病気の総称ですが、喉から上部分にある呼吸器系の病気であるため上部気道症候群とも呼ばれています。

症状としては、運動時に聞こえる呼吸音のみならず安静時にも呼吸音が見られますがブーブーといった音から始まり人間の喘息のようにヒューヒューというような音になることもあります。

重症化してしまった場合は、口を開けた状態で速いテンポで呼吸をしたり体温調節機能に支障が出て高体温になったりする場合があります。

高体温になってしまうと呼吸困難、失神などが起こり悪化させてしまうと命に直結することがあるので注意が必要です。

原因として肥満や暑い時の過度な運動、興奮などによって負担が増すので、短頭種の場合は体重管理と暑さ対策、過度な興奮を避けることが予防策になります。

 

鼻腔が狭い短頭種は要注意の「鼻腔狭窄」

呼吸が十分に出来なくなる病気

顔の構造上、鼻腔(鼻の中)が狭い短頭種が多くいますが、鼻腔が短いがために呼吸が十分に出来なくなる病気を鼻腔狭窄と呼びます。

鼻腔狭窄とは主に呼吸がしにくいため寝ている時にいびきをかいたり、呼吸困難を引き起こしたりする恐ろしい病気です。

フレンチブルドッグをはじめとする短頭種の場合は、もともと寝息が立ちやすいためかなり病気が進行するまで異変に気付かないことがあるので注意が必要です。

鼻腔狭窄症になると、ほんの少しの運動であっても息が上がってしまったり、それ程暑くもないのに呼吸が荒くなってしまったりします。

若いうちに早期発見をして治療すれば、高い確率で症状が改善すると言われているので、短頭種の犬を飼うときは若いうちから定期的に検査しておきたい病気です。

 

犬の写真

いびきに注意が必要な「軟口蓋過長症」

短頭種や超小型犬の老犬に多い

軟口蓋過長症とは、短頭種や超小型犬の老犬に多いと言われている病気で、寝ているときのいびきや呼吸をする際の雑音には注意が必要です。

短頭種の犬の場合、軟口蓋(口腔内にある天井部から後方に伸びている柔らかい器官)が他の犬種よりも長く、呼吸をする時の妨げになるため呼吸困難になりやすい状況です。

軟口蓋過長症は、先述でご紹介させていただいた短頭種症候群の一種ですので、肥満にならないように体重管理をすることや暑さ対策、また過度な興奮を避けることで症状を緩和することが出来ますが、軟口蓋の構造は生まれながらにして持っているものですので確実な予防策はありません。

 

犬の写真

短頭種の犬が気をつけたい病気についてご紹介致しましたが、短頭種はその顔の構造上どうしても呼吸器系の病気を引き起こしやすくなります。

若いうちから呼吸時に雑音がしたり、寝ている時にいびきをかいたりする犬が非常に多いので、飼い主はそれが正常であると思い込んでしまいがちです。

そのため、病気の発見が遅れて気づいた時には病気がかなり進行している場合があるので注意しましょう。

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