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生後8週齢未満の販売規制って何?変わるペット業界

2019年5月28日

動物愛護法

先日、ニュースで動物愛護法改定に伴う方向性が示されました。動物愛護法と聞くと、動物を虐待や不衛生な生活から守るための法律とイメージされる方も多いでしょう。実はこの法律は飼い主に向けた内容だけでなく、ペット販売、繁殖などを手掛ける業者、企業に向けた内容も含まれています。今回な改定に伴うポイントを確認してみましょう。

生後56日未満の販売禁止

子犬

子犬も子猫も生後60日ほどまでは、授乳、離乳から市販のフードを食べられるようになるための移行期間です。まだまだ発育は不安定で、歩けばよちよちとつたないほどです。

実は現状のペットの販売において、このような「いつから」販売が可能なのか?いつまでは親犬、猫とすごさせるべきかという規定がまったくありませんでした。

そのため、中には小さい事をかわいいことと捉え、生後間もない時期、まだ授乳が必要な時期に親元から離し、販売をするケースも多々あります。

しかしこのような営利目的による行為は、子犬や子猫の発育や情緒の安定に悪影響をもたらします。中には健康面に問題を抱えたり、人間との生活が難しいケースもあります。

海外では生後90日未満の販売、親犬猫からの引き離しを禁止する法令もあるほどです。

日本の法令基準は海外に比べ、様々な意見があるものの、ペットの販売の関するこのような決まりが出来たことが今後の改題解決へ向けた第一歩と捉えましょう。

マイクロチップの装填義務化

今回の法律の見直しで、子犬、子猫への繁殖業者によるマイクロチップ装填も義務化される見通しです。これまではペット販売業者それぞれが独自に行っていたこの取り組みが、全ての販売業者に義務付けられるます。

この法律により、犬猫のむやみな繁殖、無計画な繁殖を防ぐことが出来る上に、所有者(飼い主)の情報の把握、国内飼育頭数の正確な把握も可能になると思われています。

マイクロチップ装填はもしもの時の大きな安心につながります。愛犬、愛猫が必ず家族のもとへ帰ることが出来るためにもぜひ装填をしてあげましょう。装填は動物病院で15000円ほどで依頼が可能です。麻酔も必要なく、注射と同様の器具で簡単にすませることが出来ます。

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