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2016年7月9日
子犬を飼う時に必ず説明されるのは、子犬の時期は子犬用のエサを食べさせることです。
特に、2匹目に子犬を飼い始めた方は食事を分ける必要があるので、面倒かもしれませんが、これは絶対に守る必要があります。
どうして、子犬には成犬用ドッグフードを与えてはいけないのか解説します。
・子犬用フードの特徴
育ち盛りの子犬は、細胞や血液の元になるタンパク質を大量に必要としています。
筋肉や内臓を成長させるには、たくさん運動しなければいけないので、カロリーの消費量は成犬の約1.5倍です。
子犬用フードは、小さな胃袋で十分なタンパク質とカロリーを摂れるように、少ない量にギュッと栄養が詰まっています。
・成犬用フードの特徴
成犬とは、体の発達が止まり、維持していく状態の犬のことです。
そのため、タンパク質やカロリーを摂り過ぎると使い切れず、肥満になってしまいます。
つまり、大きな胃袋で満足するように、たくさん食べても太りにくい食事でなければいけません。
子犬にとっては、栄養がスカスカで、必要なエネルギーの足りないご飯です。
・子犬への影響
うっかり一口食べる程度なら問題ありませんが、毎回の食事を成犬用で済ませていると様々な健康被害が出始めます。
摂るべきカロリーが摂れないままなので、低血糖を起こしやすく、最悪の場合は昏睡や死亡するケースもあります。
また、十分な骨や筋肉の成長ができず、細く脆い骨格になってしまいます。
成犬になってからも、すぐバテる、カゼをひきやすいなど、健康を保ちにくい個体となります。
見た目に問題が無くても、内臓の発達が遅れたり、ホルモンバランスが乱れたりしていることもあります。
そして、ビタミンが足りないことで起こる病気の数は、両手では数えきれません。
逆のパターンで、成犬に子犬用フードを食べさせていても、肥満にはなりますが重篤な症状は少ないですが、子犬の場合は命に関わります。
若くから通院や介護が必要な犬にしないためにも、子犬には必ず年齢に合わせたドッグフードを食べさせてあげましょう。
プロフィール
ペットライフ吉造 代表 上野 亮二
ペットライフ吉造では、ペットトレーニング、ペットホテルサービスを行っています。飼い主さまが困った時にすぐに手を伸ばせられる存在でありたいと思っています。
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