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2016年7月12日
昔は7~8年だった犬の寿命が15年ほど生きる犬も珍しくなくなった大きな理由のひとつとして、感染症などの予防ワクチンの接種や、予防薬の投与が一般的になったことが挙げられると思います。
今回はおうちで投与する予防薬について考えてみましょう。
・月に一回の投与が一般的
毎月1回投与することにより、フィラリア・おなかの虫・ノミ・マダニなど、犬に害を与えるものを広く予防(厳密に言うと駆除ですが)できる薬が動物病院では処方されています。なるべく犬にも飼い主にも投薬が負担にならないようにとのことから、錠剤タイプの薬だけでなくチュアブルタイプというおやつ感覚で食べさせられるものもあります。
ノミ・マダニにはスポイトで皮膚に滴下するものが動物病院だけでなくペットショップなどでも売られています。また、今春からはノミ・マダニの駆除もできるチュアブルタイプのフィラリア予防薬が日本でも発売されるようになり、月に一回、おやつのような薬を与えるだけで上記のものを全て予防でき、とても手軽になっています。
ただ、お薬の値段は、飲ませやすくて手軽な物、新しく出回った薬が割高になりがちなので、薬を飲ませるのに苦労しないわんちゃんなら以前からある錠剤、飼い主さんが忙しくて投与を忘れがちならオールインワンタイプなど、それぞれの家庭に応じたものを処方してもらうといいと思います。
・血液検査は必ず受けましょう
ここで大事なことは、フィラリア予防薬を投与する際は、その前に必ずそのワンちゃんが感染してないかを血液検査で調べる必要があることです。既に感染しているワンちゃんが予防薬を飲むと重篤な症状を起こすことがあるからです。年間を通して投与している場合はこの限りではありませんが、そうでない場合は「去年の物が残っているから」と安易に翌年のフィラリアシーズンに検査をせずに飲ませることは慎んだ方がよいでしょう。
このように飼い主の義務である狂犬病予防接種だけでなく、混合ワクチン接種や、これらの予防薬の投与も、愛犬に健康で長生きしてもらうためにはこれからも欠かせないものだといえるでしょう。
プロフィール
ペットライフ吉造 代表 上野 亮二
ペットライフ吉造では、ペットトレーニング、ペットホテルサービスを行っています。飼い主さまが困った時にすぐに手を伸ばせられる存在でありたいと思っています。
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