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2016年8月9日
夏になるといわゆる「丸刈り」になった犬を見かけ、思わず振り返ってしまう事はありませんか?ゴールデンやシェルティ、小型犬でもポメラニアンやパピヨンなど、まるでスムースコートかと思うほどに短くカットしている場合があります。
今では「サマーカット」というカットスタイルとして定着しているこのスタイルは、愛犬の暑さ対策に効果を期待できるものなのでしょうか?
最近の異常気象で、少しでも暑さをやわらげてあげたいとサマーカットにした場合、ある調査では、愛犬の体感温度で1,2度は下がる効果があるそうです。ですが、「涼しい」と感じられるほどの大きな変化はないそうです。
ただ、サマーカットにする事で、シャンプー後のドライヤー時間を大幅に短縮する事が出来る、プールや水遊びを気軽に楽しむことができるようになるというメリットはあるようです。
たしかに、長毛種の犬の場合、夏のドライヤーが原因で熱中症になってしまう場合もあるので、ドライヤー時間を短縮できるという事はとても大きな意味があるでしょう。
サマーカットにする前に、いくつか注意点があることを覚えておいてあげましょう。
まず、サマーカットはその後完全に被毛の長さ、状態、質がカット前の状態にまでもどる保証がないという事です。中には一旦サマーカットにした事でその後何カ月経っても被毛が生えそろわないという犬もいます。
また、サマーカットをする際に、バリカンで皮膚の数㎜近くを切りそろえるので、中には皮膚がバリカンで刺激され炎症を起こしてしまう場合やかゆみ、赤身を発症してしまう場合もあります。大抵の場合は数日で治まりますが、長引くようであったり、犬が掻いてしまう場合には動物病院で薬の処方をうけましょう。
それまで被毛で保護されていた皮膚がサマーカットをする事で突然、直射日光をあびる事になるので、中には軽炎症を起こしてしまう場合もあります。散歩や外出は時間をみて、日陰を歩くようにしてあげましょう。
プロフィール
ペットライフ吉造 代表 上野 亮二
ペットライフ吉造では、ペットトレーニング、ペットホテルサービスを行っています。飼い主さまが困った時にすぐに手を伸ばせられる存在でありたいと思っています。
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