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2020年3月13日
認知症は明確な原因が現状分かっていませんが、老衰により脳に何かしらの変化が加わることによって夜泣きや徘徊、失禁や食事の過剰な催促など行動面での異常が生じると考えられています。
どれだけ可愛い愛犬であっても、飼い主さんが無理をしすぎてしまうと結果的に犬に辛い思いをさせてしまいます。
これまで共に人生を歩んできた愛犬の為ですので、もちろん多少無理をするのは避けては通れませんが、ノイローゼになったりイライラしたりと過度なストレス下で愛犬のお世話をするのは愛犬にとって好ましくありません。
特に夜泣きなどは精神的にも肉体的にも疲れが生じやすいので、日中ペットシッターや犬の介護士に頼んで休憩する時間を設けるなどの工夫も必要です。
認知症の場合は徘徊行為をすることが多いので、徘徊行為時に犬に危険が及ばないよう生活環境を見直してあげる工夫が大切です。
徘徊しているときに家具の隙間に挟まってしまい出てこられなくなったなんて話はよく耳にしますが、最悪の場合は危険なものが目にささったり身体を傷つけたりといった事故の原因にもなります。
その他、滑りやすいフローリングを歩きやすいカーペットに変えるなど、認知症の犬と暮らすためには愛犬の生活環境を安全な場所に整えてあげることが大切です。
愛犬が認知症になってしまったら、基本的な認知症の犬の介護法については調べておきましょう。
最近ではインターネットでも犬の介護記事は多く、すぐに分からないことは調べられます。
もちろん書籍で読んでも良いですし、犬の介護経験がある友人に聞くのも良いでしょう。
ここで重要なことは、介護の基本を知ることで認知症の犬のQOLを上げてあげること。
そして何より飼い主さん自身が認知症介護の基本について知ることで、愛犬のお世話が楽になることも多くあるということです。
認知症の犬と暮らすために大切なことの基本的内容についてご紹介いたしましたが、ハンディキャップを抱えてしまった犬と生活するためには、愛犬の幸せだけでなく飼い主さんが幸せに愛犬のお世話ができる状態であることが大切です。
お互いにとってより豊かな暮らしになるために、様々な工夫をしながら愛情豊かな環境で愛犬と向き合ってあげましょう。
プロフィール
ペットライフ吉造 代表 上野 亮二
ペットライフ吉造では、ペットトレーニング、ペットホテルサービスを行っています。飼い主さまが困った時にすぐに手を伸ばせられる存在でありたいと思っています。
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