ワンちゃんに関する情報や、得する情報などを発信しています。
2016年9月9日
今や犬や猫を飼育するにあたり、避妊去勢の手術を受けさせる事は飼い主の義務とも言われています。将来的に繁殖を予定して居ない場合には早期の手術が推奨されています。
しかし、飼い主の中には病気でもないのに手術をする事に抵抗がある、繁殖は予定していないけれども自然なままでいさせてあげたいと思い、手術を施すことに抵抗感を感じる飼い主も少なくありません。
動物病院やトリマー、トレーナーなどのペットに関係するプロに相談をした場合、大抵は手術の推奨はでしょう。では、一体なぜ手術は推奨されているのでしょうか。
まず、一つは病気予防という観点からです。メスの犬の場合、出産経験のないままで年齢を重ねる事で、将来子宮筋腫や子宮蓄膿症などの病気を発症するリスクがとても高くなるというデータがあります。でも、高齢になり発症してしまってからの手術では犬の体に負担を掛けてしまう事にもなるので、若く元気なうちに手術をした方が、より負担が少ないという理論から、手術が推奨されています。
また、オスメスで多頭飼いをしている場合には、発情期が来る事で起こるトラブルをさける意味もあります。
オスの場合も同様で、去勢手術をする事で、将来発症しうる病気を予防するという意味合いもあります。また、オスの場合生後1年~3年ほどは血気盛んな事もあり他犬への攻撃などを避ける事、過度のマーキングをさせないようにする事などの意味があります。
また最近は、ドッグランはもちろんの事、犬を連れて色々なところへ出かける事も多いでしょう。そのような時に、未去勢のオスが他の犬を攻撃してしまったら、メス犬に執拗に迫ってしまうというトラブルもあるので、お互いに無用な心配をなく過ごすためにも、公共の場へ連れ出す際のマナーとして去勢をすべきだという考えもあるようです。
ただ、オスメス共に病気予防という効果はあるものの、手術をする事でホルモンバランスが崩れ、肥満になる場合もあるので、術後の食事の管理は気にかけてあげましょう。
プロフィール
ペットライフ吉造 代表 上野 亮二
ペットライフ吉造では、ペットトレーニング、ペットホテルサービスを行っています。飼い主さまが困った時にすぐに手を伸ばせられる存在でありたいと思っています。
カテゴリー
この記事にコメントする