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2020年2月15日
獣医療の発展やドッグフードの高品質化、室内飼育をはじめとした飼い主さんたちの意識の向上など様々な要因で犬の平均寿命は年々延びています。
犬種や個体差はあるものの、1980年代と比較すると平均寿命が3倍にも延びたとの報告もありますが、それに伴い犬の介護の必要性も増しました。
今回は、愛犬との健康的な暮らしに役立つ老化予防の方法についてご紹介致しますので、是非ご活用ください。
犬も歳をとるにつれて筋肉が硬くなり関節の柔軟性も低下します。
犬は後ろ脚からくる老化現象が80%程度であると考えられており、骨や筋肉、関節などの衰えによって痛みや不快感も発生するので、運動量が低下してさらに足腰の老化が促進してしまう悪循環を招いてしまいます。
健康体の老犬であれば成犬同様に適切な運動をさせ、運動前には足腰のマッサージで筋肉をほぐしてあげると関節の動きがスムーズになり血流もよくなります。
その他、既に足腰に老化現象がみられる場合は、コンドロイチンやグルコサミンなどサプリメントを活用。
痛みが出ている場合は、炎症や痛みの緩和に役立つオメガ3脂肪酸(DHAやEPA)を与えるのも良いでしょう。
近年犬の認知症に悩む飼い主さんが増えましたが、認知症状がでてしまうと昼夜逆転による夜泣きを中心に飼い主さんの苦労が多くなるので、早めの老化予防が大切です。
脳の老化予防法としては、脳に適度に刺激を与えて活性化させることが大切です。
犬は嗅覚で色々な物事を考え判断する能力に優れているため、様々な場所で嗅いだことのない匂いを嗅がせると脳が活性化します。
毎日同じ場所を散歩させるのではなく、犬が疲れない程度に色々な場所に連れて行ってあげましょう。
その他、知育玩具で遊ぶ時間を日常の生活に取り入れると認知症予防に効果的ですが、食事管理の一環としてサプリメントを活用するのも良いでしょう。
動物病院によっては、オメガ3や6などの抗酸化作用が期待できる成分がバランスよく配合されたサプリメントを処方してくれることもあります。
犬も人間同様老化に伴い毛ヅヤが悪くなる、毛が薄くなる、白髪が増えるなどの被毛トラブルを引き起こしやすくなります。
これらは皮膚の代謝能力が低下することによって引き起こされますが、被毛は体の体温調整や紫外線、病原体を中心とした外部刺激から皮膚を守る役割を補っているので、早めに老化予防の対策を行いましょう。
予防法としては栄養バランスに優れた品質の良い食事を与え、必要に応じてサプリメントを活用することです。
栄養素が不足してしまうと末端である被毛部分まで栄養が行き渡らなくなるので、シャンプーやブラッシングといった日々のケアに合わせて、全身の健康維持に役立つ食事を与えなければいけません。
愛犬が歳をとるのはごく自然なことですが、やはり人間同様に医療や介護に依存せずにすごせる「健康寿命」が延びれば延びるほど、犬のQOL(生活の質)も上がります。
愛犬がいつまでも元気でいられるよう、簡単にできる老化予防はしっかりと行ってあげましょう。
プロフィール
ペットライフ吉造 代表 上野 亮二
ペットライフ吉造では、ペットトレーニング、ペットホテルサービスを行っています。飼い主さまが困った時にすぐに手を伸ばせられる存在でありたいと思っています。
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