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2019年12月28日
犬の下痢に悩んでいる飼い主さんが多くいますが、犬の下痢をはじめとした消化器系症状は栄養素の消化吸収に妨げを生じさせる、または犬の免疫力を低下させたりする要因になるため早めに対策を練らなければいけません。
今回は犬の下痢の原因を中心にそれぞれの原因に合った対処法についてご紹介致します。
一般的に総合栄養食であるドッグフードは、年齢によって異なるものの全般的な犬の健康維持を目的としてつくられています。
しかしながら一言で犬といっても人間同様に個体差が大きいので、そのドッグフードが愛犬に適しているかというと一概にそうとも言い切れません。
どんなに質の良いドッグフードであっても、愛犬の体に合っていないものを与えると下痢を引き起こす原因になり、時に愛犬の健康状態に被害を及ぼします。
特に犬の消化器官や消化能力に関しては、動物性たんぱく質が豊富な食事が好ましいといわれており、米類や小麦、トウモロコシや大豆などの植物性タンパク質が主成分のドッグフードを与えると下痢を引き起こすことがあります。
またドッグフードに入っている成分にアレルギー反応が起きていることもあるので、下痢が頻繁にあるようでしたら、ドッグフードの見直しを行うと良いでしょう。
長期的に下痢をする場合、何かしらの病気を発症していることがあるので早めに動物病院で検査を行いましょう。
下痢を症状として引き起こす犬の病気は数多く、胃腸の病気以外にも膵臓の病気、肝臓の病気、パルボウイルス感染症、レプトスピラ症、ジステンパー、イヌ伝染性肝炎、内部寄生虫や中毒が挙げられます。
まずは獣医師に相談することが大切で、動物病院に行くときは愛犬の便を新鮮な状態でジップロックなどに入れて持っていくと良いでしょう。
犬も人間同様にストレスによって下痢をすることがあります。
犬のストレス源になりやすいのは、生活環境の変化や家族の変化、飼い主との関係性が良くない場合も犬にとってはストレスになります。
ストレス性の下痢の場合は下痢以外の消化器系症状も引き起こしやすいので、愛犬の生活にストレス要因がないかを見直してあげることが大切です。
犬の免疫と腸には密接な関係があり、犬の全免疫細胞の約6~7割が腸に集中しているといわれています。
そのため老衰や病気、過労などによって免疫力が低下している犬の場合は下痢を引き起こしやすいと考えられています。
免疫力低下によって下痢を繰り返した場合、免疫細胞の多くが集まっている腸の環境が悪くなることによって、さらに免疫力の低下を引き起こして悪循環になります。
免疫力が上がる食事や適度な運動、また腸内環境の健康維持に役立つサプリメントの利用も有効です。
腸内環境の健康維持には基本的に乳酸菌や納豆菌、酪酸菌のプロバイオティクスやプレバイオティックス、バイオジェニックスなどが含まれたサプリメントは効果が高いと考えられています。
犬が下痢をする原因について簡単にご紹介致しましたが、犬の腸内環境が悪くなるとどうしても免疫力が低下する傾向にあります。
腸内環境の健康維持は全身の健康維持と密接に関わっているため、たかが下痢と放置せずに早めにしっかりとした対策を練りましょう。
プロフィール
ペットライフ吉造 代表 上野 亮二
ペットライフ吉造では、ペットトレーニング、ペットホテルサービスを行っています。飼い主さまが困った時にすぐに手を伸ばせられる存在でありたいと思っています。
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