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2019年11月19日
犬は家族の一員として大切にされ、災害時は一緒に避難することが当たり前になりました。 しかしながら犬の防災グッズを準備している飼い主さんは少なく、実際に災害時に同行避難ができたとしても災害グッズがなければ実質的に犬を救うことが難しくなります。 今回は、災害時のために準備しておきたい犬用防災グッズについてご紹介致しますので、これを機に是非犬の防災グッズを準備してください。
犬の防災グッズで何より必要となるものが水です。 犬の体の約60%が水分で構成されていて、犬は水なしでは生きてはいけず犬の必要水分摂取量は個体差があるものの、約40~60ml/kg程度であると言われています。 水が体内から不足すると脱水症状を引き起こして最悪の場合は死の危険性があるので、水はしっかりと準備しておきましょう。
犬の食料は1週間程度困らないように準備しておくのが理想的です。 通常食料を含む災害時支援は人命が優先されるので、犬の食料提供は遅くなりがちです。 普段犬が食べ慣れている食料を準備しておきましょう。 療法食を食べている犬についても、普段食べている療法食を準備しておくことをおすすめします。
首輪やリードは災害時に犬と逸れないために必須です。 普段から首輪をつけている場合であっても、予備を準備しておくと万が一の時に役立ちます。
写真のラベルが未入力です持病がある犬については、動物病院で災害時用である旨を説明して薬を余分に貰っておきましょう。 最近では災害時に獣医師や看護師ボランティアが動いてくれることもありますが、これは稀なケースであり、万が一動いてくれていても災害時には体調を崩す犬も多く、普段投与されている薬を調達できない可能性が非常に高いと言えます。
災害時に犬との同行避難場所がない場合にキャリーバックやサークル、ゲージなどが役立ちます。 犬は環境の変化に非常に弱い生き物で、災害時は特にストレスを感じますので、自分の寝床を確保できることは安心感に繋がります。 また同行避難場所があったとしても、犬が苦手な人や動物アレルギーの人のためにキャリーバックやサークル、ゲージなどの犬を隔離できる場所があると安心です。
犬の災害時のストレス緩和のために、好きなおやつやオモチャがあると役立つことがあります。 特にストレスによって食欲が低下してしまった場合は、好物のおやつを食べることもあるのでおやつやオモチャは念のため準備しておきたい防災グッズです。
犬の生活用品も準備しておくと良いでしょう。 基本的に普段犬が生活する中で必ず必要なもの(うんち袋、フードボウル、給水器など)を準備しておくことをおすすめします。 フードボウルや給水器は災害時用にコンパクトに収納できるものがあり、災害用品がかさばらないように工夫されています。
最寄りの避難所が動物専用避難所の場合は、犬を預ける時に飼い主の情報、犬の年齢、性別、体重などの基本情報のみならず狂犬病、ワクチン接種歴や持病、飲んでいる薬などが記録された愛犬手帳が非常に役立ちます。 万が一犬がパニックで逃げてしまった場合にも愛犬手帳に写真を貼っておくと、犬を探す時に役立ちます。
犬用に関わらず防災グッズを準備していると、あれもこれもとたくさん荷物を作って実際の災害時に持ち出しできない程大きな荷物になってしまうことがあります。 しっかりと優先順位を決めて、犬の命にかかわるものを第一に考えて準備すると良いでしょう。
犬の水や食料、薬など賞味期限があるものについては定期的に期限がきれていないかを確認して、防災グッズの見直しをすることをおすすめします。
今回は準備しておきたい犬用防災グッズについてご紹介致しましたが、最近では災害時に役立つグッズがひとまとめにされてセットで販売されています。 大抵は災害時に役立つものがまとまっているので、セットの犬用防災グッズを準備してから愛犬に必要な防災グッズを加えるのも良いですね。 災害はいつ起こるか分からず、万が一のときに犬を守ることができるのは飼い主さんです。 しっかりと災害時に必要な犬用防災グッズを準備しておきましょう。
プロフィール
ペットライフ吉造 代表 上野 亮二
ペットライフ吉造では、ペットトレーニング、ペットホテルサービスを行っています。飼い主さまが困った時にすぐに手を伸ばせられる存在でありたいと思っています。
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