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2019年11月11日
犬の健康診断は義務化されていませんが、病気の早期発見と早期治療において健康体の犬であっても最低1年に1度は行うことが好ましいと言われています。
愛犬のQOL(生活の質)を第一に考えてしっかりと検査を行いましょう。
犬は野生で生きていた時代、敵に弱みを握られると自分が餌食になりかねないため、自分の体の不調を外に出さずに隠してきました。
最近では、犬は家族として大切にされるようになり、犬も飼い主に信頼を置くようになったことから体の不調を大げさに甘えることによって知らせる犬もいますが、家庭犬になった今もなお不調を隠す野生の本能が残っている犬も多くいます。
そのため、犬の不調に気づいた時には既に病気がかなり進行しているケースがあるので定期的な健康診断が必要になります。
当たり前のことですが犬は言葉によって自分の不調を飼い主に伝えることができませんので、病気の早期発見には健康診断が必須となります。
犬の体について、血液検査などで数値化して正常な状態を記録しておくことは、実際に病気になってしまった時や老衰した時の判断基準にもなりますので、健康診断によって犬の体の健康状態や体質についてもしっかりと理解しておきましょう。
犬の病気の中で初期症状が無症状である病気が多くあり、その場合は健康診断での早期発見が非常に大切です。
例えば犬の癌については、皮膚に出来物が現れない限り飼い主が気づかず犬が異変を示した頃には既に体全体に癌が転移していて治療を施すことが出来ないという話はよくあります。
その他にも犬の病気の中には初期症状が無症状である病気が数多くあるので、定期的な健康診断が重要です。
例えば健康診断でレントゲン検査を行っておくことで、股関節形成不全などの遺伝子的な病気の予備軍に気づくことができます。
この場合は、早めに運動制限や運動方法について考慮したりサプリメントを利用、リハビリを行ったりと病気の未然予防に役立ちます。
また、肥満の犬は全体の約半数程度を占めていると言われており、その多くが飼い主は肥満に気づいていません。
簡単な健康診断で犬の隠れ肥満を中心に専門家の見解を聞くことで、糖尿病予防にも役立つことがあるなど健康診断には多くのメリットがあります。
犬の健康診断が必要な理由について簡単にご紹介致しましたが、言葉が離せない犬には特に定期的な健康診断が必要です。
最近では人間ドッグのように、健康診断内容がある程度まとまっているドッグドッグやわんにゃんドッグなどが一般的になってきたので、自分の愛犬の状況に合わせてしっかりと適切な健康診断を行いましょう。
プロフィール
ペットライフ吉造 代表 上野 亮二
ペットライフ吉造では、ペットトレーニング、ペットホテルサービスを行っています。飼い主さまが困った時にすぐに手を伸ばせられる存在でありたいと思っています。
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