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吉造ブログ

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フレンドリーな犬に育てるには?

2016年7月12日

一昔前は「番犬」が犬の仕事であり、家族にさえ忠実であれば良いという時代でしたが今やその考えはすっかり過去のものになりつつあります。

逆に、今から犬を飼い始める方の大半は「誰にでもフレンドリーな子になって欲しい」と思っているのではないでしょうか。

 

☆生後数か月の過ごし方が大事です

ここ20年くらいの間に日本での犬の育て方に対する考え方は大きく変わり、フレンドリーな犬にするには「子犬の社会化期(生後2か月~4か月程度)」に出来るだけ多くの人や犬に会わせると良いとする考えがもはや常識となりました。なかには生後13週までにそういった人や犬に慣らす努力をしないと適切な社会化はできないと断言しているものまで見受けられるほどです。

動物病院やペットショップでは2か月~7か月程度の子犬の社会化を目的とした「パピーパーティ」が主催されたりしています。

体調に問題のないワンちゃん達の集まりですし、みんな不慣れなワンちゃんばかり。「色んな経験をさせてやろう。」という目的も同じ飼い主さんの集まりですし、参加してみる価値はあると思います。

 

☆油断すると思わぬ方向に

ところが、この時期にはあまり人見知りもせず大丈夫そうなそぶりを見せた「うちの子」に安心して、それ以降あまり人や犬に慣らす努力をせずにいると、犬は成長するにつれて違った側面を見せるようになることがあります。

1歳を前にして「ちっちゃい頃は誰が触っても平気だったのに。どうしてこんなに警戒心をむき出しにするようになったのかしら。」「よその人が家に入ってきてもグーグー寝ていたのに、今じゃ来客に吠えまくって困ってしまう。」などと、知らぬ間に人付き合い・犬付き合いの苦手な子に成長してしまうことも。

こうなってくるとそれがその子の日常として固定されつつあり、フレンドリーな犬への道のりはどんどん遠ざかってしまうことでしょう。

 

☆継続して色んな人と会わせよう

そうならないためには、日ごろから色んな人と出来るだけ関わらせようという意識を持つのがお勧めです。どうしても家族が家を空けなくてはならなくなった時に「家族以外は誰も世話できない」ワンちゃんになってしまうと後々大変です。日ごろからペットシッターに時折散歩を代行してもらうなどして、家族以外の「なつける人」がいるとより安心です。

もちろん犬種の違いや生まれ持った性格による「人見知り・犬見知り度」は全然違いますから、あまり無理せずそれぞれの子のペースで少しずつ人や犬に関わらせていきましょう。

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