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2016年7月28日
最近何かと注目を集めている「手作りご飯」。
挑戦してみたいとは思いつつ、ちょっと不安な事はありませんか?
ここでは、ペットシッターや出張訓練の際に寄せられた疑問、質問をいくつかご紹介させていただきます。
手作りご飯の栄養バランスは難しい?
最近はドッグフードもますます良質化され、栄養バランスが万全に整っている製品もたくさん見かけるようになりました。
その中であえて手作りご飯を始めるとなると、ドッグフードのように栄養バランスも考えなくてはいけない?と不安に感じる方が多いようです。
たしかに、理論上は栄養学を考え、カロリー計算をする事が理想的ではあるのでしょう。しかし、私達人間の食事はどうでしょうか?毎食たんぱく質量やビタミンの種類、カロリーを計算しているのでしょうか?
犬ももちろん同様なのです。今日は魚、今日は肉、今日は野菜と偏ってももちろんいいのです。一週間、一カ月という長いスパンで考えてあげれば十分なのです。
便の調子がよく、肥満になっておらず、元気に過ごせているのであれば、健康という事なのです。
ドライフードを止めて、手作りご飯のするべき?
手作りご飯が称賛されると、このような相談も非常に多く寄せられています。たしかに、ドライフードよりも素材そのものを新鮮な状態で食べる事が出来る上に、家族と同じ食事が出来るという事が犬にと幸せではあるのでしょう。
ただ、手作りご飯が称賛されるには別の理由もあります。それは、水分接取という理由からです。
ドライフードが品質保存の観点から水分10%未満に加工しています。しかし私達の食事や手作りご飯の場合水分量は60~70%も含まれています。
本来であれば接取すべきはずの水分がドライフードの場合不足してしまうのです。水分接取不足は、新陳代謝を低下させたり、アレルギーの発症リスクを高めるとも言われています。
適切な水分を接取し、新陳代謝を自然な状態で維持するという事が手作りご飯の効果なのです。
ドライフードの場合でも、ふやかして与える、ドライフードの器に同量の水を加えて食べさせるという方法で簡単に水分接取不足を解消する事ができます。
ですから、無理をし過ぎないようにそれぞれの家庭にあった食事の方法を見つけてゆきましょう。
プロフィール
ペットライフ吉造 代表 上野 亮二
ペットライフ吉造では、ペットトレーニング、ペットホテルサービスを行っています。飼い主さまが困った時にすぐに手を伸ばせられる存在でありたいと思っています。
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