ワンちゃんに関する情報や、得する情報などを発信しています。
2020年2月20日
免疫力は、外部から入ってくる細菌やウイルスを中心とした外部刺激から身を守るための「自己防衛システム」のようなものです。
犬も人間同様、免疫力が低下すると病気を発症しやすくなるので、日ごろから愛犬の免疫力が上がるよう対策を行ってあげることが大切です。
犬の腸には体の約6割にあたる免疫細胞が集中していると考えられており、腸内環境を健康に保ち、免疫細胞を活性化させることが免疫力を上げるためには非常に有効です。
普段から愛犬の便の様子をしっかりと確認して、下痢や軟便、便秘などの症状がないか確認してあげましょう。
腸を健康に保つためには食事管理がとても大切で、ドッグフードであれば犬が消化を得意とする良質な動物性たんぱく質が豊富なフード。
手作り食であれば消化吸収がスムーズに行える生肉や、里芋や長芋、オクラのように粘り気のある食材を使うのも効果的です。
犬も人間同様に睡眠不足や運動不足によって免疫力が低下するので、健康な免疫力維持のためには十分な睡眠が必須です。
生活環境や犬によって差があるものの、犬の睡眠は基本的にレム睡眠(浅い眠り)が80%程度、ノンレム睡眠(深い眠り)が20%程度であると考えられています。
ノンレム睡眠(深い眠り)の割合が多い人間と睡眠の質が異なるため、成犬であっても1日12~18時間程度、子犬や老犬はそれ以上の時間を寝て過ごします。
そのため、免疫力向上のためには愛犬の快適な睡眠時間を確保してあげることが大切です。
犬にとって運動は、ストレス発散、筋力の維持、エネルギー発散、脳の活性化、新陳代謝の促進、脂肪燃焼など様々な役割を補っています。
そのため、運動は犬の免疫力向上には無くてはならないものですが、犬の身体に負担をかけるような過度な運動は逆に免疫力低下を引き起こす要因になるので、注意が必要です。
犬種や個体差はあるものの、一般的に小型犬の場合1回30分を1日1回、中型犬は1回30分程度を1日2回、大型犬は1回30~60分程度を1日2回散歩させることが理想的です。
犬によって適した散歩時間は異なりますので、犬の運動量が足りていない場合は長くする、犬が疲れているようなら短くするなど、愛犬に適した運動量を調節してあげることが免疫力を上げるためには大切です。
犬の免疫力が低下してしまうと、感染症やアレルギー性疾患、雑菌による口内炎、膀胱炎など様々な病気の原因になります。
また、何かしらの病気を既に発症している犬に関しては、病気の進行を促進する原因にもなりかねませんので、免疫力を上げるための対策をしっかりと行ってあげましょう。
プロフィール
ペットライフ吉造 代表 上野 亮二
ペットライフ吉造では、ペットトレーニング、ペットホテルサービスを行っています。飼い主さまが困った時にすぐに手を伸ばせられる存在でありたいと思っています。
カテゴリー
この記事にコメントする