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2019年11月19日
個体差はあるものの犬によっては、肛門腺に溜まる分泌液を自分で排出できないこともあり、その場合は定期的に人の手で肛門腺に溜まる分泌液を排泄してあげる必要があります。
今回は肛門絞りについて、必要性や理由、絞り方など踏まえてご紹介致しますので是非参考にしてください。
最近では動物病院やトリミングサロンで肛門絞りをしてもらう飼い主さんが増えましたが、実は普通は健康体の犬であれば肛門腺絞りは必要なく、犬が鞭を排泄する際に鞭と一緒に肛門嚢液という分泌物が排出されます。
しかしながら、何かしらの病気や老衰によって自らこの分泌液を体外に排出できない、または生まれつき分泌液を排出するための肛門括約筋が発達していない犬もいますので、その場合は人の手でしっかりと分泌液を出してあげなければいけません。
肛門腺の分泌液は非常に臭いがきついので、シャンプーを行う時に一緒に肛門腺を絞ることをおすすめします。
シャンプーなどお風呂場以外で肛門絞りを行う際は、ティッシュやウェットティッシュなど排泄された分泌液を拭き取るものを準備しましょう。
分泌液の飛び散りを防止するために、ペットシーツなどを肛門にあてがって処置することをおすすめします。
コツを掴むまではなかなか肛門絞りができませんが、一度コツを掴むと自分で簡単に出来るようになるので、はじめは動物病院やトリミングサロンで処置しているところを見せてもらうと良いですね。
基本的に肛門絞りを行う頻度は月に1度~2度程度ですが、犬が自分のお尻を異常に舐めたり気にしたりしている場合は肛門腺に分泌液が溜まっている可能性があるので、絞ってあげましょう。
床にお尻を擦り付けている時も分泌液が溜まっている可能性があります。
今回は犬の肛門絞りについてご紹介致しましたが、肛門に分泌液が溜まった状態で放置してしまうと肛門付近が腫れて炎症を起こし、最悪の場合は肛門嚢が破裂する危険性があります。
自ら肛門に溜まる分泌液を排出できない犬の場合は、定期的に肛門絞りを行ってあげましょう。
プロフィール
ペットライフ吉造 代表 上野 亮二
ペットライフ吉造では、ペットトレーニング、ペットホテルサービスを行っています。飼い主さまが困った時にすぐに手を伸ばせられる存在でありたいと思っています。
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