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2019年10月17日
皆さんは犬の冬支度をしっかりと行っていますか?
犬は全般的に寒さに強く暑さに弱いと言われているため、夏の暑さ対策を重要視する飼い主さんが多いのですが、実は犬種や個体差、また地域によっては犬の冬支度が重要視される場合もあります。
今回は、今のうちに準備しておきたい犬の冬支度についてご紹介させていただきます。
ヒーターの場合は火傷のリスクや怪我の危険性があり、床暖房や電気カーペットの場合は犬の体が熱くなりすぎてしまうなどのリスクがあります。
そのため暖房器具について色々なデメリットを考慮すると、犬の寒さ対策で一番安全性が高いのがエアコンです。
夏にフル稼働していたエアコンも秋になると使用しなくなるので、冬に向けてしっかりと正常に稼働するか確認しておきたいですね。
ちなみに、犬種や個体差がありますが一般的には犬が快適に過ごせる室温は22度〜25度であると言われています。
寒さ対策で電気カーペットや電気毛布を利用する場合に何より大切なのは、犬が熱いと感じた時に避難できる逃げ場を作っておくことです。
フリーで犬を飼っている場合は、犬の生活環境に暖房器具だけでなくフローリングなど体が熱くなりすぎた場合の逃げ場があると良いですね。
ちなみに老犬や病気など何かしらの理由によって自分で身動きがとれない犬の場合は、電気カーペットのように直接犬の体に触れてしまう暖房器具はおすすめできません。
室内でゲージやサークルを利用している犬の場合は、毛布を寝床に準備してあげることが大切です。
たまに犬の上に毛布をかける飼い主さんを見かけますが、毛布は必ず冷気の通りやすい床部分に敷いて犬をその上で寝かせましょう。
最近では耐久性のある犬用ベッドも多数販売されているので、有効活用するのも良いですね。
実は人間同様に犬も冬の極端な湿度の低下は好ましくありません。
犬はあまりに湿度の低い状況だと皮膚の乾燥による皮膚炎や被毛の悪化を招きやすく、その他にも気管虚脱などの気管支疾患を引き起こす原因にもなるので、加湿器を設置してあげると良いでしょう。
ちなみに、犬種や個体差がありますが一般的には犬が快適に過ごせる湿度は50%~60%程度であると言われています。
犬のために準備したい冬支度についてご紹介させていただきましたが、冬の極端な寒さは、特に老犬や病気の犬、寒さに弱い犬種(多くの場合小型犬)にとっては免疫力を低下させてしまい病気の原因にもなり得ます。
冬も夏同様に温度管理を徹底して、犬が快適に過ごせるようにしっかりと準備してあげましょう。
プロフィール
ペットライフ吉造 代表 上野 亮二
ペットライフ吉造では、ペットトレーニング、ペットホテルサービスを行っています。飼い主さまが困った時にすぐに手を伸ばせられる存在でありたいと思っています。
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